井戸の日記念フォーラム2007 開催報告

(株)全国さく井協会 北陸支部
井戸の日 実行委員会

11月10日を “いい井戸の日”と定め、関係者だけでなく一般市民の方々にも井戸・地下水を知っていただきたいという

『井戸の日記念フォーラム 2007』

が“水が育む人と環境”をテーマにして、平成19年
11月10日(土) ㈳全国さく井協会北陸支部と北国新聞社主催で、金沢勤労者プラザ(石川県金沢市)において開催いたしました。

このような趣旨の催しは、富山県鑿井(さくせい)協会が2000年にスタートさせ、毎年続けてきました。回を重ねるごとに盛会になり、富山県だけでなく、全国へ拡げていこうと昨年より㈳全国さく井協会の全国行事となったものです。
 今回のフォーラムは㈳全国さく井協会 村崎直樹北陸支部長の挨拶に始まり、基調講演は、温泉ビューティ研究家 石井宏子女史が「温泉で美と健康を手に入れる、温泉ビューティ」という演題で、温泉=ミネラルを豊富に含む水と捉え、人間の健康にプラス効果を与える理由、温泉を取り巻く自然環境全て(山、海、森、川、風、太陽、空気など)を活用した「温泉セラピー」についてヨーロッパでの実例を交えて話されました。今様の日帰り、2泊3日程度では本来の効果は期待できないようです。(話を聞いていると日本で古来より行われている“湯治”と相通じるものがあると理解しました。)

続いて、5名のパネリストと北国新聞社 米田満論説委員をコーディネーターに迎え、「水が育む人と環境」というテーマで、パネルディスカッションを行いました。
スタートは、地下水の地中での存在状態、活用、保全について、次に石川県、日本、地球全体と視点を変えた“水”のとらえ方を、最後は「いかなる時、いかなる場所においても、水を大切に使うことを忘れずに」とコーディネーターがまとめ、ディスカッションを終了しました。


最後に大村一榮北陸副支部長が、地下水・井戸への理解とフォーラムを進めた井戸の日実行委員会への感謝を述べられ、盛会裏に終了しました

会場には
  ● 井戸110番
  ● 聞き水チャレンジコーナー>
  ● 海洋深層水で作った能登の塩”
  ● さく井関係企業の展示ブース8社
  ● 実験コーナー ジャンボシャボン玉を作ろう!

のコーナーが設けられ、子供から大人まで、の一般の方の参加がありました。(一般来場者対象の抽選券の枚数による数字ですので、正確です。)

今回の盛会は、土曜日で天候にも恵まれ、会場の地の利など好条件ということもあったと思いますが、支部会員の方々の協力があったからと思います。